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つながる イエ 、2016
所在地:東京都
用途:専用住宅
協働:ah
延床面積:116.9m2
異なると2つのアプローチからなる敷地
南側アプローチから見える景色は、東大研究棟が象徴的に切り取られた景色
南側と北側アプローチは約4mの高低差
敷地は北側斜面の傾斜地であり、周辺を歩くと南側住宅の多くは、擁壁を立上げ、敷地全体の地盤を高くして、住宅を乗せている事がわかる。
それら住宅の多くは南側道路に玄関を設け、地下駐車場を北側道路に面して設けている。
このため、北側道路は、南側に擁壁が迫る圧迫感のある街並みとなっている。
この住宅では前例とは異なった、基礎一体型の擁壁とし、擁壁を見せない佇まいとする。
北側住宅の斜線制限をあえて反転させ、建物のボリュームを決定する。これにより、北側道路からは2階建てのような、南側アプローチから
は平屋に近いボリューム感の佇まいとなる。マッシブな住宅の真ん中にスリットを設け、北側アプローチと南側アプローチを大階段でつなぐ。
建物は文節され、挿入される大階段は高低差のある敷地を、伸びやかにつなぐ。
これらの操作により、この住宅は、擁壁が迫る街並みに風穴を開け、空が広く明るい環境をうみながら、街につながるイエとなる。
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